門前式発声法を実践して

K.Y様

私がこの教室にお世話になってから、もう二年余りになります。
長年吹奏楽の指導に携わってきた身なので、呼吸についてはそれなりに勉強もし、自分で考えても
きました。

そんなわけで、自分が子どもたちに教えてきたことと共通していることはたくさんあります。
 しかし、全く異なることが二点ありました。それは、声を出す(音を出す)直前に「意識的に息を吸わない(ブレスをしない)」という点と「音程を取ろうとしない」という点です。これを初めて教わった時、それまでの私の常識を覆すものであり、まさに「青天の霹靂」と言えるものでした。正直半信半疑だった私の気持ちは、レッスンを積み重ねてその効果を実感するにつれ、この「青天の霹靂」が「目から鱗」に変化していったのです。
 今では、この180度転換した意識と知識とさらにその実践の成果を (どこから学んだかも含めて)自分の楽団のメンバーにおろしています。
人間いくつになっても日々勉強ですね。ありがとうございます。

本部講師  N.K
Kさんは、この2年間、毎月4回の個人レッスンを熱心にとりくまれました。「吹奏楽」と「演劇」を一体化した独自の『音楽劇』を毎年公演されて、15周年を迎えられます。
その音楽監督としてご活躍ですが、その指導にこの門前式発声法を取り入れるため、インストラクターの資格を取られました。声はもちろん、楽器の響きにもきっと違いが出てくるのではないでしょうか。コンサートが楽しみです。