歌の定点観察

M.H様

学園前教室開設当初の入会なので、丸三年になります。
三月の集合レッスンで、久々に「小さな木の実」を練習しました。一年半程前に歌った時は声を出すことだけが精いっぱいでした。

ドラマチックな曲で歌いだしてすぐオクターブ上がるので
そこで力むとブレスまで息がもちません。教えてもらった通り、上がる音は逆に上から下へ下りて
いくイメージで歌うと、力みなく声が上から管をすべるように通ります。以前にはできなかった歌い方です。同じ曲を歌ってみて変化していることが実感でき、励みになりました。
 オギャーと産声をあげて肺呼吸が始まり、息を引き取るまで息は一生。
息長くこの丹田式発声法で深く楽な息を磨いていこうと思います。

本部講師  N.K
Mさんは、時々声がのどにひっかかり、変な音が出るとおっしゃっていましたが、この3年でそれがほぼなくなり、最近はとても楽に声を出しておられます。同じ歌を歌った時、1年前と比べるとその差がはっきり感じられて感動されたようです。「息3年」と門前先生がおっしゃっているように、3年経つと息が深くなり、丹田を基軸とした呼吸筋も育ち、知らず知らずのうちに楽に歌が歌えるようになることを実証してくださいました。今後もともに精進してまいりましょう。