Y.A様
私は、人生で大切なことは「心身共に健康であること」と考えています。特に、五十代の頃、足が痛くなって歩けなくなるという恐怖を味わってから、その思いは強くなりました。
そのとき、整体師に治してもらい、「体は変わる」ということに興味を持ちました。
その後、体に関する本を読み漁ったり、整体について学んだりして、大阪のある整体院で整体師の資格を取るところまで猪突猛進しました。お陰で、健康で過ごすことができ、自分のやりたいことができています。
例えば、私は漢字検定一級に挑戦中なので、毎日辞書と首っぴきですが、細かい文字を見ても平気です。七十を過ぎた今も老眼と無縁です。これは目が健康であるお陰だと思います。
又、山登りの仲間と登山を楽しめるのも足が健康だからだと感謝しています。
そんな私ですから、県主導の「おでかけ健康法」に興味を持ち、モニターを引き受けました。終了時(2013年12月)体内の脂肪量や筋肉量等を測定してもらいました。真面目に取り組んだので結果は良好で、充分満足していました。筋肉量、体脂肪量共に(-1~0~+1)が標準ですが,筋肉量(両脚、体幹部の数値0)なのに、体脂肪量はすべて(-2)で、脂肪が燃えやすい体になっていたのです。脚点は99点で、二十歳の100点(基準点)とほぼ同じでした。
それからしばらくして、丹田式発声法と出会いました。私は、音痴なので歌は関係ないと思っています。ただ、みんなで歌っていると気持ちがいいので、音痴が直れば勿怪の幸いとばかりに気楽にしています。
なぜ、発声法を学び始めたのかというと、私は町立図書館で音訳(目の不自由な人のために、音声で情報を届ける)のボランティアをしていますが、もっと明瞭で、聞いていて楽な声で読みたいと願ったからです。年を重ねて、声が出しづらくなるのはいやです。今、ボランティア仲間にはっきりした声だって言われたりもしますが、あまり、自信を持てませんでした。
ところが、今年の五月末、再び体内検査を受けてみて「おやっ」と驚くことがありました。何と体幹部の筋肉量が(+2多い)に、脂肪量(-3少ない)にと、前回より良くなっていたのです。つまり、脂肪が筋肉に変わっていたのです。しかも、おでかけ健康法をさぼり気味なのを反映して脚部筋肉量は少し減っていました。
これは、発声法を学んで、深い呼吸をすることにより、体幹部に筋肉がつき始めたのだとしか考えられません。鈍感な私に変わって体内測定器という機械が証明してくれました。この事実に気付いてうれしくなり筆を執ったという訳です
これから、丹田式発声法を実践することにより、私の心が、どのように変化していくのか、とても楽しみにしています。
これからもよろしくお願いします。
門前啓子
Yさんは、長年小学校の先生をなさっていただけあって、理論的にこの発声法の成果を認めてくださっています。集合レッスン月4回を2年間コツコツ積み重ねてこられました。うれしいご報告を頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
テレビで近頃、インナーマッスルという言葉をよく耳にします。私はこれを呼吸筋として、昔からよく話してきました。発声時によく働く筋肉を、最近、部分的に取り上げているテレビ番組を見ることが多くなりました。骨盤底筋を鍛えたら尿漏れが解消されたとか、背骨を真直ぐにして出尻、胸張りで腰痛が解消されるとか、腹式呼吸でお腹の脂肪の中にある長寿ホルモンが多くなるとか…等々。これらはすべて、30分間の門前式発声法の中に30年前よりとり込まれ伝えてきています。
Yさんはこれを実践され、数値として結果を出してくださいました。奈良主催の健康調査での全身結果表を見せて頂き、体脂肪率と筋肉量にしっかり成果が出ているのには驚きました。2013年と2016年では3才重ねておられるにもかかわらず、脂肪が筋肉に変わって益々良い状態になっておられます。